長谷川さんちの資産運用

3兄弟の父による資産運用実践記!だけでなく、ドタバタな子育て生活のことなども好き勝手綴っている「なんちゃって」資産運用ブログです。

積立投資は儲かるのか?【株式投資方針の検討(第2回)】

 

こんにちは、長谷川ナオトです。

 

現在、株式投資の方針を検討中なのですが、その過程をシリーズでお伝えしています。

今回は、シリーズ第2回目。

 

第1回目、前回の投稿はこちらです。

赤ちゃんがパソコン
こんにちは、長谷川ナオトです。 先日、2016年最初の株式投資を行ったことをご報告しました。 http://nanchatte-investment.com/b...

 

前回の投稿では、『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招くという本から引用しながら、投資方針を考えました。

そして、我が家の株式投資方針を、「インデックス投資×積立投資×分散投資」と仮決めしました。

ただ、納得できない部分があったり、そもそも知識が無かったりするので、インデックス投資、積立投資、分散投資のそれぞれについて、素人ながら検証・考察してみよう!ということになったんですよね。

 

で、前回の投稿では、「インデックス投資」について納得できたところで終了。

 

今回は、「インデックス投資×積立投資×分散投資」のうちの「積立投資」について、検証・考察してみたいと思います。果たして「積立投資」に納得できるでしょうか?

では、いってみましょう!

 

そもそも積立投資とは?

積立投資とは、「いつ投資すれば良いのか?」に対する答えなのである

ご存知の方も多いと思いますが、「積立投資」とは、言い換えると「ドルコスト平均法で投資を行うこと」で、一定期間毎に同じ金融商品(株や投資信託など)を一定額分購入し続ける、という投資方法です。

時間を分散することで購入単価を平準化し、リスクを抑えることができる、とされています。

 

セゾン投信株式会社のホームページに、積立投資(ドルコスト平均法)の特長を簡潔に解説した良い記事がありましたので引用します。

いつ買うべきか、投資のタイミングに悩むという方は多いでしょう。

「基準価額が高いときに集中して買ってしまった」「安いときに購入しようとして投資するタイミングを逃した」というのはよくあることです。

(中略)

「ドル・コスト平均法」なら投資のタイミングに悩むことなく、投資をすることが可能です。

(以下省略)

積立投資のメリット(ドル・コスト平均法)

そうなんですよね。

要するに積立投資(ドルコスト平均法)とは、「いつ投資すれば良いのか?」に対する答えである、ということなんです。

 

私なんかは投資の素人ですから、つい「最高のタイミングで投資したい」と思ってしまいます。一番安いタイミング、いわゆる底値で買って、より沢山儲けたい、なんて思うわけです。

 

こういう欲求に対して、『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』には次のように書いてありました。少し長いですが引用します。

しかし、この誰もが思う欲求に対して、ジョン・C・ボーグル(アメリカの投資信託大手のバンガード・グループ創業者で、インデックスファンドを広めてきた投資業界のカリスマの一人)は次のように言っています。「私は、このビジネスに30年間携わってきたが、マーケットタイミングを利用して、継続的に成功を収めたという人には、これまでお目にかかったことがない。そればかりか、そのような人物を知っているという人にさえ、出会ったことがない。実際私の印象からいえば、マーケットタイミングを投資に利用しようという試みは、投資に何の付加価値をもたらさないのみならず、その全く逆の事態を引き起こすのではないだろうか」

『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』

ジョン・C・ボーグルは、マーケットタイミングを利用して儲けようとしても絶対に上手くいかないと断言している、ということです。

 

「じゃあどうすれば良いんだ?」と思ってしまいますが、その問に対する答えこそg、積立投資(ドルコスト平均法)ということなんですね。

積立投資は、マーケットタイミングという変数を平準化するというメリットがあります。毎回、同額の投資を行うため、価格が低い時には、たくさん買い、価格が高い時には少ししか買わないので、平均買いコストも低めになります。

したがって、デメリットはあるものの、投資方法は、この方法しかない……とも言えるのです。

(中略)

リスク資産で運用をしようと決めた限り、市場の成長を信じて、淡々と市場に資金を投下していくしかないのです。証券会社の営業マンやマネー雑誌は、積立投資が有利…と言いますが、そうではありません。サラリーマンにはこの方法しかないのです。

『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』

私はサラリーマンであり、3人の子供の父親です。投資に割ける時間がありませんし、そもそも投資に関する知識・経験もありません。ですから、こんな私にでも可能な投資方法を検討しているのでしたね。

 

どうやら、私には積立投資という選択肢しかなさそうです。

 

ただし、1つだけはっきりさせておく必要があります。

それは、「で、積立投資って儲かるの?」ということです。

 

儲かるのか否か。

結局ここを納得できなければ、いくら「積立投資しかない」と言われても始めることができません。

 

積立投資は儲かるのか?

『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』には、1980年から2008年までの28年間、毎年100万円ずつ株式(日経225銘柄)を積み立てた場合にリターンがどうなったかを検討したグラフ(『日経ヴェリタス』の記事を引用したもの)が載っています。

積立投資シュミレーション(日経ヴェリタス)

『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』

結果は、国債や定期預金のリターンを下回るどころか、投資元本を32.4%も毀損した、という悲惨なものです。

この結果に対し、次のように書いてありました。

淡々と積み立てていくのは無防備でダメな方法に見えます。そして、うまくマーケットタイミングを読んで、売買を続けないと儲からないように思えます。

しかし、こういうものは、どの期間で切るかで評価はまったく変わってしまいます。この原稿を書いている2009年6月時点では、日経平均は、記事が書かれたときよりも21.5%回復しています。観測時点により評価なんて簡単に変わってしまうのです。もちろん、この後、再び、相場が下がる可能性も十分あります。

『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』

う~ん、ちょっと歯切れが悪いというか、儲かるかどうかの回答にはなっていませんよね。

積立投資、どうなんでしょう? 儲かるんでしょうか?

 

積立投資は儲かると思って良さそう

結論から言うと、儲かると思って良さそうです。

ただし、先の引用文にもあるように、「どの期間で切るか」によります。

 

同じような積立投資のシュミレーションを載せている本が他にもありました。

終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』です。

「第3章 つみたて投資の擬似体験」で、1990年から25年間、日本株式に連動する投資信託を毎月1万円ずつ、合計300万円投資した結果どうなったか、というシュミレーションが掲載されています。

こちらのシュミレーションでは、最終25年目(2015年)のリターンは15.8%となった、ということですから、優秀な成績です。

一方、先に挙げた『サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く』の方では、最終28年目(2008年)のリターンはマイナス32.4%でしたね。

 

何が違うのか…?

積立投資を始めた時期、期間も違いますが、結局、どこで切ったか(どのタイミングで売却するか)が、リターンに最も影響する、ということでしょう。

 

積立投資は、どこで切るか(どのタイミングで売却するか)が一番重要。

 

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』のシュミレーションのグラフで具体的に見てみましょう。

日本株積立投資シュミレーション

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』

20年目~23年目の辺りは、大幅にマイナスになっていますよね。

ちょうどリーマンショックで日経平均が暴落、低迷していた時期と重なります。この時期に全て売却してしまったとしたら、負け確定です。

 

それが最終25年目に、黒字に転換したのです。

そして、25年目終了時点でもまだ売らずに、さらに半年待った場合(25年と6ヶ月経過時)には、投資元本300万円は、なんと404万8,337円にまで増えます。グラフを見ると、最後にぐわ~っと上がってますよね。リターンは34.9%ですから、大したものです。

ちょうど、安倍総理大臣と黒田日銀総裁の「アベノミクス」で株価が回復した時期と重なります。

このように、積立投資終盤の成績は、基準価格がわずかに上下しただけでも、大きく変動するそうです。

よって、積立投資の終盤、「さぁそろそろ売却しよう!」という時に、もしリターンがマイナスになっているのであれば、プラスに転換するまでしばらく待つのが必勝法、というわけです。

 

グラフを見ていただくと、最初の10年間はほとんど投資元本と同じような成績ですが、終盤に近づくに従って、2~4年のスパンで成績が大きく上下しているのが分かりますよね。

売却しようと思っていた時期にリターンがマイナスだとしても、2~4年待てば、ほぼ確実に勝てる、と考えて良さそうです。

 

最後に大きく下落して、なかなか回復しなかったらどうしよう…という不安

そうは言っても、不安はあります。

60歳で売却しようと思ったのに、プラスに転換するまで結局10年を要してしまい、70歳になってしまった!なんて可能性もゼロでないのでは?と思ってしまいますよね。

そういうことを言い出したらキリがありませんが、そういった不安についても、『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』には、対処方法や考え方が丁寧に解説してあります。

積立投資の終盤は、強い「回復力」があるとし、たとえマイナスに陥っても、比較的短期間でプラスに回復する、としています。

私は過去、様々な資産や期間で、つみたて投資の回復力に関して、検証を行ってきました。そして、つみたて投資の赤字が長く続く期間の目安として、5年間という数値を得ました。過去、積立投資を継続して、5年以上赤字が続いた事例はほとんどありませんでした。

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』

とのことです。

60歳まで生きた人のその後の平均余生は、男性が約23年、女性は約28年ありますから、5年待つ時間的なゆとり(余裕)はあるはずです。

ですから、過度に心配する必要はありませんし、そもそも、必ず一括で売却しなければならない、なんてことはありませんよね。必要な分だけ、少しずつ取り崩すことも可能です。

詳しくは、『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』の「第7章 つみたて投資の「終盤」の考え方」を読んでみてください。安心できるハズです。

 

世界株式なら、勝てる見込みはぐんと高くなる

さて、積立投資、どうやら儲かりそうですね。

忘れてはいけないのが、先で取り上げた2つのシュミレーションは、日本株のみで検証している点です。

 

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』の著者は、わざと「バブル崩壊後の日本株」という「最悪の状況」で積立投資のシュミレーションを行ったそうです。その意図は、最悪を想定することで、投資のリスクのイメージを具体的に把握するためだそうです。

バブル崩壊後の日経平均は、全く右肩上がりになっていませんよね。そのような状況でも最終的には儲けることができた、というのはすごいことだと思います。

(まぁ、そうなるような時期を選んでシュミレーションしたんでしょうけど)

 

でも、実際に積立投資するとしたら、日本株だけでの運用なんて有り得ませんよね。『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』の著者も、「日本株のみで運用することは決してお勧めしません。」と仰っていますが、その通りだと思います。

ちなみに、世界株式の積立投資を25年間続けた場合の投資成績も載っていました。

こちらです。

世界株積立投資

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』

リーマンショックで落ち込む時期はありますが、日本株のみの運用に比べると、成績がマイナスになっている期間が全然少ないのが分かります。

そして、最後の上がり方がハンパないですよね。実際、最終的な成績は、投資元本300万円に対し、609万9627円になったとのことですから、コマさん風に言うと、「もんげ~!」です。

つみたて投資で重要なことは、中長期的に上昇する商品に積み立てていくことです。

(中略)

中長期的に成長が期待できる資産とは何でしょうか?

前にも触れましたが、答えは「世界株式」です。世界株式とは、アメリカ、欧州、日本、中国、新興国などの世界中の国の株式のことです。

『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』

中長期的に成長が期待できる商品を積み立てていくことが鉄則だとしています。

まぁ、それは当たり前ですよね。

 

まとめ

長々と書いてきましたが、結論。

積立投資は儲かる!(どこで切るかによるけど)

 

積立投資について懐疑的だった私ですが、それはきちんと理解していなかったことが原因です。

そんな私にとって、『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』を読んだことは、大きな収穫でした。

「投資」というと、安い時に買って、値上がりするのを待つものだと思っていました。そうしないと儲からないものだと思っていましたが、それは全くの誤解であったことが理解できました。

特に、投資とは「口数」を積み上げることである、という切り口には、目からウロコがボロボロと落ちましたし、とにかく積立投資に前向きになれる本です。

 

さて、「インデックス投資×積立投資×分散投資」のうちの「積立投資」についても、とりあえず無事に納得することができました。

「とりあえず」というのは、積立投資のデメリットについて、ほとんど検証・考察できていないからです。積立投資のメリット・デメリットについては、別の機会に投稿できたら、と思います。

 

今回はこれでおしまい。残りは「分散投資」ですね。

(次回へ続く)

 - 投資

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