長谷川さんちの資産運用

3兄弟の父による資産運用実践記!だけでなく、ドタバタな子育て生活のことなども好き勝手綴っている「なんちゃって」資産運用ブログです。

アメリカのガソリン価格は驚くほど安い

 

こんにちは、長谷川ナオトです。

 

私が住む新潟の定番ローカル紙『新潟日報』に、こんな記事(コラム)が載っていました。

ニューヨークに滞在する方のコラムです。

(前略)

加えてシェール革命もあり、米国は昨年、40年ぶりに原油の輸出解禁を決めた。ガソリンスタンドの価格表示を見ると1ガロン(3.78リットル)当たり2ドル(約240円)前後で、その安さに驚く。車社会で暮らす消費者は恩恵を受けており、基本的に自給自足が成り立つ社会だと実感している。

(以下省略)

『新潟日報』2016年1月13日朝刊「ニューヨーク便り」

 

アメリカのガソリン小売価格はとても安かった

なんとリッター約63.4円

その安さに驚くとともに、自分って狭い世界で生きてるんだなぁと、思わず苦笑いしてしまいました。

昨日の投稿で、ガソリン、灯油が安くなってラッキー、なんて書きました。

車
こんにちは、長谷川ナオトです。 私は新潟県に住んでいますが、冬は寒くて寒くて、石油ストーブやファンヒーターが必需品です。 また、日々の生活(保育所の送迎や通勤、...

 

「ガソリン、灯油が安くなってラッキー」なんてのは、あくまで日本在住の一個人である私の感想であって、アメリカ人から見たら「安くも何ともないじゃん」ということになります。

 

それはいいとして、シェール革命やら、原油価格下落のニュースは前々から見聞きしてましたが、アメリカを始めとした、日本以外の国のガソリン小売価格なんて知ろうとも思いませんでした。

ほんと、針の先っぽ程の関心も無かったというか、そういう発想にならなかった。

思考が内向きで、半径5mくらいで起きることしか関心がないし、考えられない私…。

まぁ、そんなもんですかね。

 

アメリカのエネルギー自給率は?

ところで、『ニューヨーク便り』の

車社会で暮らす消費者は恩恵を受けており、基本的に自給自足が成り立つ社会だと実感している。

この部分、気になりませんでした?

 

本当に自給自足できるのか、調べてみたところ、こんなグラフを見つけました。

エネルギー自給率のグラフ

出所:EXCERPT FROM ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES (2015 edition)

URL:https://www.iea.org/publications/freepublications/publication/energy-balances-of-oecd-countries—2015-edition—excerpt.html

※URLのWebサイトにて、PDF(8ページ)をダウンロードできました。全文英語です。

グラフのタイトル「energy self-sufficiency」とは、「エネルギー自給率」です。

でも、このグラフではアメリカ(米国)のエネルギー自給率は分かりませんね。グラフの赤線部分、”Americas”とは、”アメリカ州”、あるいは”米州”のことで、

南北の両アメリカ大陸、およびカリブ海やグリーンランドを含む周辺の島嶼・海域の総称。

ウィキペディア

だそうです。

違うじゃん。

 

他、色々と探しましたが、こちらのサイトの「データ集」のグラフが見やすかったですね。

一般社団法人 海外電力調査会

こちらによると、アメリカの2013年のエネルギー自給率は、85.96%だそうです。少し古いデータですが、これで「基本的に自給自足が成り立つ」と言えるのでしょうか。

 

別の資料も見てみましょう。

 

資源エネルギー庁のホームページには、国内エネルギー事情に関する統計などが掲載されています。

「エネルギー白書」という年次報告書には、国内だけでなく世界のエネルギー動向が詳しく載っており、最新2015年版には、アメリカのシェール革命が世界に及ぼす影響などについても詳しく載っていました。

中でも、アメリカの原油生産量、消費量、輸入量の関係をグラフにしたものが目にとまりました。

米国の原油生産量、消費量、輸入量

出所:「平成26年度エネルギーに関する年次報告」 (エネルギー白書2015)第1節米国の「シェール革命」による変化

確かに生産量は増え、輸入量は減っていますね。

ですが、生産量は消費量の半分にも満たず、まだまだ輸入にも頼らざるを得ない状況である、と言えそうです。

 

また、「米国の原油輸入先上位10か国の変化」という表がありましたので、ついでに載せておきます。

米国の原油輸入先上位10か国の変化

増産されているシェールオイルは軽・中質油に分類される原油であるため、主に軽質油が中心であったアフリカからの原油輸入量が減少しています。米国メキシコ湾沿岸の精製所市場ではアフリカ原油は姿を消しており、大西洋岸の精製所でも少量の輸入にとどまっています。

一方、中東のサウジアラビアやクウェートは、米国における原油輸入シェアを拡大させています。

出所:「平成26年度エネルギーに関する年次報告」 (エネルギー白書2015)第1節米国の「シェール革命」による変化

シェールオイルは軽・中質油だということです。

私のような庶民にとって身近なガソリンや灯油は、軽質油(比重が小さく粘り気が少ない原油)から得られますので、シェールオイルはガソリンや灯油向けの原油、ということですね。

確かに、テレビでシェールオイルを見たことがありますが、茶色のサラサラとした液体でした。

 

いずれにしても『ニューヨーク便り』の、

車社会で暮らす消費者は恩恵を受けており、基本的に自給自足が成り立つ社会だと実感している。

というのは、何を根拠にしてるんでしょうね?

少なくとも原油に関しては、自給自足は成り立っていないと思いますが…。

 

ま、あまり深追いしないでおきましょう。

私自身、軽くググっただけでよく分かっていませんし。

 

いずれにしても、アメリカのガソリン小売価格が安いのは、軽・中質油であるシェールオイルの生産量が増えたから、ってことですね。

資源エネルギー庁の「エネルギー白書」には、原油以外のエネルギー、天然ガスや石炭などの動向についても載っていましたので、興味のある方はぜひどうぞ。

 

おしまーい。

 - 時事ネタ

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