長谷川さんちの資産運用

3兄弟の父による資産運用実践記!だけでなく、ドタバタな子育て生活のことなども好き勝手綴っている「なんちゃって」資産運用ブログです。

ゲームが子供に与える影響(子供とゲーム⑤)

 

こんにちは、長谷川ナオトです。

 

子供とゲームについて考えるシリーズ⑤回目です。

 

前回は、ゲームをやる上でのルールを子供に守らせるコツをお話しました。

赤信号
こんにちは、長谷川ナオトです。 子供とゲームについて考えるシリーズ④回目です。 前回は、我が家のゲームをやる上でのルールを紹介しました。 http://n...

 

コツは、

・子供が小さい頃からルールを意識させ、守らせる習慣をつける

・ルールの決め方(親が一方的に押し付けないこと)が大事

ということでしたね。

 

今回は、「ゲームが子供に与える影響」について考えてみましょう。

「ゲームが子供にどんな影響を与えるのか」を考えれば、自ずと「子供とゲームの正しい付き合い方」や、「ゲームをやる上でのルールの必要性」、「どんなルールにすれば良いのか」といったことも見えてくると思います。

では、いってみましょう。

ゲームが子供に与える影響

ゲームが子供にどんな影響を与えるのか、特に悪影響について考えてみます。

「ゲーム脳」は本当か?

一昔前、「ゲーム脳」なんていう言葉が流行り、「ゲームを長時間やると、前頭前野の働きが鈍くなる」とか、「キレやすくなる」などと言われたりしました。

でも、今更こんなことを気にしている親御さんなんていないでしょう(いるのかな?)。

きっかけは『ゲーム脳の恐怖』という本ですが、レビューも酷い評価で、読む気になれません。

数々の有識者がその内容を反証・批判していますが、久保田競先生(カヨ子ばあちゃんの旦那様ですね)は、著書『育脳家族』の中で、こんな風におっしゃってました。

まず、「ゲーム脳」については、その言葉を流行らせるもととなった実験手法に、脳科学的見地からいえば、疑問があります。森昭雄氏の『ゲーム脳の恐怖』(2002年)によると、著者が作成した脳波計測装置で、長時間ゲームをしたときの脳波を測定すると、前頭前野の出す高頻度の脳波が少なくなっている、とされています。だから、結論として、長時間ゲームをやり続けると、前頭前野が働かなくなる、と。

これについては、まず、自作の脳波計測装置が信頼できるものなのかどうか、という点で疑問があります。そしてさらに、脳波の速波成分が減ったからといって、前頭前野の働きが悪くなっている、とはいえないのです。このように、信憑性の低いデータをもとに、一方的に「ゲームは脳に悪い」という考えが流布してしまったのは残念です。森氏の研究成果はアメリカの神経科学会の年次大会で発表されたので、私は実際に聴きにいきました。しかし、ゲーム脳主張を完全な形で発表しているものではありませんでした。また、最終論文も発表されていないので、信用することはできないと思います。

『育脳家族』 第4章 ゲームとどう付き合うか

実験手法そのもの、そして結論の導き方にも疑問があり、信用できないとのことですから、「ゲーム脳」なんてのはサラリと無視するのが一番かと思います。

ゲーム時間と学力の関係

さて、次はゲーム時間と子供の学力の関係について見てみましょう。

教育政策に関する研究機関である国立教育政策研究所の調査によると、平成26年度、小中学生の平日のゲーム時間は次の通りでした。

1日あたりのゲーム時間

出所:平成26年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料

※リンク先Webページの「2.平成26年度 全国学力・学習状況調査調査結果のポイント」(PDF)より

ちょっと見づらいと思いますので、拡大します。

左から、4時間以上、3時間以上4時間より少ない、2時間以上3時間より少ない、1時間以上2時間より少ない、1時間より少ない、全くしない、その他、無回答 の順です。

1日あたりのゲーム時間(小学校)

 

1日あたりのゲーム時間(中学校)

出所:平成26年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料

※リンク先Webページの「2.平成26年度 全国学力・学習状況調査調査結果のポイント」(PDF)より

平成26年度の小学生の調査結果を見てみると、平日に2時間以上ゲームをしている児童は合計で30.1%にも上ります。

さらに驚いたことに、平日に4時間以上もゲームをしている児童が8.8%もいます。家にいる時間のほとんどはゲームをしている、といっても過言ではありません。

我が家では「平日のゲーム時間は30分まで」というルールを定めていますから、ちょっと信じられません。

 

そして、やはりというべきか、ゲームの時間が長くなればなるほど算数・国語の平均正答率が落ちる、という調査結果も載っていました。

左から、4時間以上、3時間以上4時間より少ない、2時間以上3時間より少ない、1時間以上2時間より少ない、1時間より少ない、全くしない、の順です。

小学校の国語Aを見ると、4時間以上ゲームをしているグループ(一番左)の平均正答率は64.4となっていますね。

教科の平均正答率との関係

教科の平均正答率との関係(小学校)教科の平均正答率との関係(中学校)

出所:平成26年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料

※リンク先Webページの「2.平成26年度 全国学力・学習状況調査調査結果のポイント」(PDF)より

ゲームの時間が長くなればなるほど、平均正答率が落ちています。キレイに階段状になっており、ゲームの時間と平均正答率には因果関係があると考えて良さそうです。

よく見ると、「全くしない」と「1時間より少ない」グループでも差が出来ていますよね。「少しの時間なら、ゲームしたって影響なんかない」なんて思っていましたが、どうやらそうでもないようです。

ま、学力の低下=悪影響、と捉えるかどうかは親御さんの考えによりますから、この調査結果を見て、「ゲームは良くない」と一概には言えません。

ただ、少なくとも私は、「やっぱりゲームなんて要らないよな~」と思うのでありました。

 

ちなみに、子供の携帯やスマホ、インターネットの使用時間に関する調査でも、同様の傾向、つまり、使用時間が長くなるほど平均正答率が落ちる、という傾向がはっきりしています。

詳しくは平成26年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料をご覧になってみてください。

 

ゲームをすると視力が低下する、姿勢が悪くなる

これも無視できない影響ですよね。

私の長男はゲーム(DS)を始めてまだ2ヶ月半ほどですから、さすがに視力の低下は見られませんが、DSをやるときの姿勢の悪さは気になります。

妻は、小学校低学年で既にメガネが必要な程、視力が低下してしまったそうです。原因は、ゲームボーイのやり過ぎ。ドクターマリオや、テトリス等にハマったらしいです。

まぁ視力が低下しても死にはしませんが、ゲームと引き換えに視力を低下させてしまうなんて、もったいないというか何というか…。視力を維持するに越したことはないと思います。

ゲームをする際は、部屋を明るくし、長時間継続しないようにする、など、最低限の対策はしたいところです。

 

ただ、個人差がありますよね。

私の職業はシステムエンジニアですので、1日中パソコンとにらめっこしているわけですが、なぜか視力は1.0前後をキープできています。一方、1~2年であっという間に視力が低下してしまう方も多いですから、やはり個人差なんでしょうか。

ゲームのことばかり考えて、他のことが手につかなくなる

②回目の投稿で、こんなことを書きました。

DSをプレゼントした後の長男の様子を見ていると、大袈裟ではなく「今が一番楽しいとき」と言わんばかりに毎日を謳歌しているように見えます。

ゲームをするのが楽しみで仕方がないようで、毎朝6時頃にパっと起きだして居間へ行き、電気、ストーブを点けて、速攻でゲームを開始します。

ゲームの最中は没頭してますし、ゲームを終えるとその日の成果などについて、それはそれは楽しそうに語ります。「ジバニャンと友達になった!」「ボスを倒した!」とか。

子供3人世帯、我が家のゲーム事情(子供とゲーム②)

ゲームを楽しむのは悪いことではないと思いますし、この程度なら可愛いものです。

ただ、頭の中がゲーム一辺倒になってしまうのはちょっと…とは思います。

でも、それもある程度は仕方ありませんよね。

私自身、昔のことを思い出してみると、例えば携帯電話を初めて買った時は、もう頭の中が携帯のことでいっぱいで、他のことなんてさっぱり手につきませんでした。

また、競馬やパチンコにハマった時期がありましたが、何をしていても常に頭の片隅に競馬やパチンコのことが浮かんでいて、心ここにあらず状態でした。

人間って、新しいことを始めたり、味わったことのない興奮や刺激(?)に出くわすと、のめり込んでしまうところがありますよね。もちろん私もそうです。

 

ひとことで言うと「依存」でしょうか。あるいは「中毒」というんでしょうか。

現代において何かに依存するというのは、ある程度は仕方ないと思うのです。でも、行き過ぎると恐いのも「依存」ですよね。

行き過ぎすると、生活や仕事、学業、健康に多大な影響を及ぼしますから、大変マズイです。「ゲーム依存症」にまで発展してしまうと、もはや自分の力ではどうすることもできません。

 

先に紹介した国立教育政策研究所の調査では、平成26年度、平日4時間以上ゲームをしている小学生は8.8%、とのことでした。

こういう児童は、日常生活をちゃんと送れているのでしょうか?

やっぱり、ゲームとは上手に付き合っていかなければなりませんね。

 

ゲームが子供に与える影響まとめ

まとめです。

・「ゲーム脳」はウソ。
・ゲームの時間が長くなるほど、学力(国語、算数の平均正答率)が低くなる。
・視力の低下、姿勢が悪くなる。
・ゲームに依存してしまい、他のことが手につかなくなってしまう恐れも。

ゲームが子供に与える影響って、少なくないですね。当然、この他にも様々な影響があるのでしょう。

NAVERまとめ子供に迫るゲーム依存症の恐怖!あなたの子供は大丈夫? では、「海外サイトODDEEがまとめたゲームのやりすぎで起こる10の症例」なんていうのも載っておりました。

 

我が家では、特に深く考えずに長男にゲーム(DS)を与えてしまったわけですが、やっぱり持たせるべきではなかったのかもしれません。

では次回は、以上のことを踏まえて、そもそも子供にゲームは必要か、持たせるべきか、持たせるべきではないのか、について考えてみましょう。

(次回へ続く)

 - 育児・教育

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